ドールハウス

植田茉莉子です。創作人形 bisque dollを作っています。

お人形経過

 子供から夏風邪がうつりなかなか治らず、親知らず抜歯したいのに体調回復せずです。

毎日バタバタの夏休みです。

治るまで禁酒中、ビール飲みたいなぁ。

 

お人形はビスクになりメイクの段階です。

一部まだ素焼き段階のパーツありです。

やはり窯買おう、今年中に!

と決心しました。

 

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7月1日

丸先生の教室へ。

残りの鋳込みを終わらせに行ってきました。

前回より効率よく、ノーミスで抜き終わりました。前回は、型から取るときに引っ張ってしまったりスリップが足りなくなったりと幾つかやり直しになりました。失敗は成功の元とはよくいったもので、失敗するとやってはいけない事が分かるのです。とっても大切な事です。

 

顔のみ余計に抜いたけど、手の指を磨きで折らないよう細心の注意が必要です。

素焼き後の磨きが次の難関。

先生に焼いてもらえるだけ楽してる現状です。

 

とにかく仕上げに向けて着実に進んでいる実感がある。早く出来上がった人形に会いたい。

どんな子に仕上がるだろう。どんな子に仕上げられるだろうか。

1体はビジョンがはっきりしている。

もう1体の方がボヤけている、そろそろハッキリさせたい。

今日の出来事

娘は4歳で年中さん、お絵描きも設定があり見ていて面白い。

お友達の中で流行っているお手紙交換は、伝えたいという気持ちから少しづつひらがなの読み書きを覚えている。けんかしてしまったお友達や家に遊びにきてくれたお友達やいつも仲良くしてくれるお友達へ気持ちを伝えるために一生懸命書く。

こうやって文字を学べるのはいいなと思った。

 

今日は大好きな男の子にお手紙を書いた。ただ1人にではない。

男の子も女の子も関係なく好きな子と遊ぶ。

微笑ましく、羨ましくもある。

 

息子は、昨日衝撃発言をした。スーパ―で七夕の短冊に願い事を書くという娘は「おはなやさんになれますように」と。続いて息子は「おんなのこになれますように」と言ったのだ。

驚いたし笑ってしまった。

そして今日の息子の傑作。

私が夕食準備中の出来事。

 

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お絵描きはぐるぐるしか描いてるところしか見た事が無い、正直こんな風にちゃんと線路がかけると思わなかった。

娘は離れたところで色塗りしていて、息子がマットに描いてるのを発見して驚いて私に報告してきたのだ。

洗えば落ちるとはいえ、もうやめて欲しいので注意はしたものの、なかなか頑張ったと褒めた。

 

面白い。

 

作品

何であれ、自分が作ったもの発表するというのはドキドキするし、楽しい。

最近の私には縁遠い話。

でも、たまに想像する。

今作っている人形や今後作る人形達を発表できる機会を作る、または機会を頂いたらどうなるかなぁと。

展示空間を選ぶとか、お誘いだとしたらどんな方に仲間に入れてもらえるのだろうかとか。

そう考えると早く仕上げたいという気持ちになる。

六本木のアートギャラリー

今日は夫に子供達を託し、六本木へ。

お目当てはGALLERY MoMoで大学の同級生だった小野さおりちゃんの個展。

アートの世界で活躍している同級生の存在は頼もしく制作活動する意欲や勇気をもらいました。

小山登美男ギャラリーのパウロ・モンテロイ展やタカ・イシイギャラリーの五木田智央展も印象的で、どちらもみる者の気持ちを上げてくれる作品でした。緊張感と遊び心。

あー、上手く表現出来ないもどかしさ。

 

 

本日のメインイベント(半分嘘)はお酒を飲みながらおしゃべりしたこと。皆歳をとり経験値があがると話す内容も変わります。

基本的な性格や発想は変わらないのでそこが面白い。

よく育児相談などしているお友達は絵描きでアトリエも運営しているしっかりもの、絵描きのさおりちゃん、そして人形作りの私(かけだしですが)、三者三様。

アートギャラリーに行かなくなって久しく絵も描いてないのに、あの雰囲気や絵画の醸し出す独特のにおいにhomeを感じるのは、人形作り出して日が浅いためか、やり残した何かを求めているのか。

 

答えはまだわからない。私のなかで、ママだけではいられないウズウズしたものがあるのは確かなことだとはっきり認識しました。

これから家事育児とどう両立していこうか。

モールド作り

原型が完成しモールド作りに入りました。

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私には大きい子なので随分難航したし、育児との両立はなかなかスムーズにことは運ばず、もどかしい気持ちにもなりましたが、ここまでくれば後は淡々と作業に没頭するのみ。

 

手の壁作り。

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ビスクになるまで後どれくらいかかるだろうか、気が遠くなる。

 

 

モーリス・センダックの絵本

 「かいじゅうたちのいるところ」で有名なセンダック、著作は他にも沢山ある。文は別の作家が書いている作品も多い。それでも、彼の作品は一貫性があって好きだ。

絵本なのに大人も魅せられる。子供より私の方が好きかもしれない。

絵本に出てくる子供達は優等生はほとんどいない、いたずら好きで生意気で寂しがりやで好奇心旺盛で無邪気。子供だけど大人と変わらない。

 

 私はこの子供達が大好きだ。私は親だから、片付けなさいだの脱いだ服は畳なさいだのお菓子ばかり食べはだめ、お稽古しなさい。などなど、子供達に言い聞かせる。

口うるさいママなのだ。子供達はどうにかすり抜けようとするがママである私につかまり、場合によってはお尻ぺんぺんのお仕置きをくらう。

でも自分をなにより大切に思ってくれて守ってくれるママだと子供達は分かっている。

 

 センダックの絵本に綺麗事はない、あってもいいのにない、絵本なのだからと思う。

私はそこが好き。子供達に優等生になって欲しいとは思わないのだから。世の中どうにかすり抜けながら自分の楽しみを守って欲しい。