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植田茉莉子

育児と人形制作の日々

読書

育児始めて本を読めたのは娘が0歳の頃までかもしれない。本からだいぶ遠ざかっていた。読み始めても世界に入っていけず途中で止めてしまった。自分には必要な時間だったのに無くしたままだった。

こんな状態の私にちょうどよい本と出会う。小川洋子著「密やかな結晶」ひたすら無くしていく物語。主人公にとって大切な人R氏を守る事で自分を守れるか挑戦していく様は物語のなかで数少ない救い。小川洋子さんの本は「アンジェリーナ」に始まり4〜5冊読了している。どの作品も大切なことを取り戻させてくれる気がした。

私は自分らしさを少しづつ取り戻している。育児はある意味人を狂わせる、私は迷走したくちだ。今までとは全く違う世界に入り、社会から孤立したような錯覚に陥る。自分の親は遠いので助けを求め辛い、子供が出来て家族の結束が強くなるのは嬉しいこと、ただ夫とその両親との付き合い方が私には難しくなった。子供きっかけで輪が広がるママ友の世界も笑顔でなるべくいい人間であろうと頑張り過ぎた。

 
やっと肩の力が抜けて落ち着いてきた。
今は小川洋子著「ことり」を読んでいる。