ドールハウス

植田茉莉子です。創作人形 bisque dollを作っています。

気泡除去

ビスクドールはスリップ(液状粘土)を型に流し込み排泥する鋳込みという作業段階があります。

鋳込みの後は乾燥してから焼成します。

 

その鋳込みの段階の前に気泡を除去します。

とっても大切!だって穴ぼこだらけになるから。

この気泡除去がですね難題でなんです。

最近の敗因の殆どが気泡です。

ネットで調べると気泡除去装置なるものがあるようですね。

YouTubeで装置の作り方をあげてる方もいらっしゃいます。

 

できません。私には無理です。

 

私はとてもアナログな方法を採用しています。

放置、半日以上放置。

こんな感じで。

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そうすると気泡はだいぶ無くなります。

しかし完全ではありません。

悲しいことにね。

一昨日からまた訳あって鋳込みをしています。

頑張ろう。

少し焦ろうか。

ビスクドール グラスアイ買い足し

 制作中の60cmビスクドールのヘッドに合うグラスアイを買い足しました。

普段はHand Glass Craftのアイを良く使います。カニスも好きです。

今回はDOLK通販でグラスアイを購入しました。

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制作中のドールに何を使うかはメイクの仕上がりと髪の毛の色に合わせて選びます。

ここは楽しくもあり、緊張する段階です。

 

そして、グラスアイを決めてヘッドに入れた時、このドールがどのような子になるか決まります。

ある種の儀式のような。

個性が決まる瞬間。

アイが決まると私の心も落ち着きます。

後は仕上げて行くのみだから。

この後も作業は続くのですが、アイを入れると嬉しくて写メ撮って遊びます(^-^;

 

 

ビスクドール制作 材料買い足し

今制作中のオールビスク60cmのドールと同時進行で仕上がり15〜20cmくらいのクロスボディーも制作中です。

このクロスボディーのドールは今までとは別の陶芸用の液状粘土と絵具で作ってみようと思います。

どのようになるか楽しみです。

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今までの材料は全て丸美鈴先生師事のもと美しいビスクドールを仕上げるために最良のものを使用してまいりました。

先生の沢山の経験から得られた材料の選択は間違いなく、可愛らしく綺麗なビスクドールになってくれたと思います。

先生から教えていただいた材料を使用しつつ、これから作る私のドールにとって最良の材料はあるのか?

ということろで色々試していこうと思います。

 

今回は消耗品の買い足しです。

絵具は発色を確かめたくて購入しました。

ヨーロピアンにおすすめの絵具。

焼成温度なども参考に選びました。

こちらのお試しは後ほど。

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ビスクドール制作 メイク1

1回目のベースメイクの窯入れ終わりました。

 

うちの窯は小さいので60cmドールは2回に分けないと1体分焼けません。

ちなみに私が使ってる窯はスカット社の陶芸窯灯内寸法28cmのものです。メイク焼きは3時間程度で焼き上がりますが、700度以上で焼くので冷えるまで窯は開けられません。なので時間考えて頑張れば1日に2回まわせるかな?

2回焼けたら嬉しい。

 

メイクの話に戻ります。

1回目はベース。

ベースは混色していません。というか私が使ってるシーリー社のチャイナペイントは赤系混色ダメです。

やめとけと言われたのでやってません。

1度焼いて色を重ねるのは大丈夫。

 

他社様の赤系はどうなんだろう?

あまりその辺りの知識はないです😅

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↑今回使った材料

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↑今日の窯入れ(窯の中砂で汚ないな、すみません)

 

明日もメイクしたい。明日到着予定のヴォーグ社の絵具試すのが楽しみで仕方ないです💕

 

 

前回のブログでスリップ(液状粘土)かえたと書きました。

本焼き後、違いがわからなかったのですが、メイクしたらわかりました。

ピュアホワイトの方が白いですね。パールホワイトの方がピンクっぽい。冷たい感じにしたかったのでピュアホワイトにして正解だったと思いました。

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左:パールホワイト  右:ピュアホワイト

微妙ですが実際みると分かります。

ではでは。

 

ビスクドール制作 本焼き

仕上がりサイズ60cmのドールパーツ全て焼き上がりました。

今回は鋳込みから順調でした。

ヘッドと腿は気泡が出たのでいくつかボツになりましたがスムーズに進みました。

前回の型作りでいくつか気になる点があったのでそれを元に作ったからだと思います。

 

ワンランクレベルアップしたようです。

ニヤリ

 

ソフトの磨きでは大丈夫だろうと思っていたヘッドと腿でやはり気泡によるボツが出ましたがそう大したものではありません。

もうこの程度では絶望しない。

 

本焼きも歪みを考えて焼く段階で工夫できたと思います。

前回は色々模索したので本焼きでかなりボツパーツを出してしまいました。

ふぅ、思い出すと涙が出そうで出ない。

涙もろくないので。

 

次はメイクです。

新しい絵具が届くのでそちらの発色も試したいな。

今回の液状粘土はシーリー社のピュアホワイトを使用しています。今まではパールホワイトを使用していました。血色が良く可愛らしくなります。人間味を取り除きたいのですがどうなることやら。

 

このタイトルで予約投稿したはずなのに投稿されなかった。

なんで〜

 

 

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葛藤

現在、仕上がり60cmオールビスクと仕上がり15cmほどのクロスボディーのドールを制作中です。

クロスボディーは抱き人形というか、人形らしい愛らしい存在だと思うんです。

手に取った時に癒されるような。

 

とはいえ、冷たいオールビスク好きな私としては葛藤があります。

オールビスクにしたいよー😩したいんだけれどもね、初志貫徹でクロスボディーに挑戦しよう🤓

このループ。

 

 

60cmビスクはというと、初めて使うスリップで焼いてます。

正直メイクしないと差が分からない状態です。発色で違いを認識するのかな?

さてさてどうなることやら。

 

そんな時!本日ニュージーランドから素敵なアルパカの毛が届きました。

モヘアとは違いますが好きな触感と艶。

ワクワクしますね。

お人形の髪の毛になります。

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そして今日は午前中からずーっとソフトの磨きをしていました。

仕上がり60cmでも結構磨き大変です。大変だけどこの程度の大きさで大変とは言いたくないなぁ。

窯が小さくて1度にビスクに出来ないからのんびりちんたら磨いています。

はー、3回焼いてようやく1.5体分くらいよ。

 

Twitterで辛いとかいうと、あなたは辛いと言うレベルじゃない的な声が聞こえてくる気がして、なんだか気軽につぶやけなくなりブログに書くことにしました。

ただの思い込みかもしれない。

 

最後にクロスボディーのちびちゃん。

可愛いね💕

まだ原型だし、これから細部つめます。

サクッと仕上げて石膏型作るね。

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気晴らしに子供とフォールガイズ、ちょびっとニーアオートマタで遊びます。

ビスクドール制作 磨き

磨きと原型をセットで行っていますと目がめちゃくちゃ疲れる。

液晶見てる場合じゃないんです。

でも気晴らししたくなる。

 

最近ゲームもしたいし、ダメダメ!そんな時間ないよ。

 

磨きは特に集中するので目にも力が入るのでしょう。目薬ささないと真っ赤。

しかも1時間半磨いたら背中がバキバキなりました。

やばいやばい休みながらやろ。

 

今日も安藤裕子さんのBAROMETZをお供に制作しています。

耳元で囁かれているような錯覚に陥る、癒し。

 

スリップ充分に寝かせたのに気泡に泣かされてます。

がんばろう、ここでがんばらないと綺麗なビスク肌にならないのです。

 

憧れのドールのことなど思い出して気合いを入れ直します。